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  ◆ 三種混合(DTP) (不活化ワクチンとトキソイドの混合)


T期として初回接種を3回、その後半年以上たって追加接種を1回行います。なお、この接種は、初回接種3回終了後1年から半年までの間に受けるようにしましょう。
またU期として11〜12歳時(6年生)に二種混合(DT)で追加免疫をします。 回数が多いので、接種もれに注意しましょう。
確実な免疫をつくるには、決められたとおりに受けることが大切ですが、万一間隔があいてしまった場合でも、
はじめからやり直すことはせず、規定の回数を超えないように接種します。かかりつけの先生に相談しましょう。

 
  ◆ ジフテリア

 
ジフテリア菌の飛沫感染(ひまつかんせん)でおこります。
1981年にDTPワクチンが導入されて現在では患者発生数は年間10名未満ですが、ジフテリアは感染しても
10%程度の人が症状が出るだけで、残りの人は不顕性感染(ふけんせいかんせん)のため、保菌者となり、その人を通じて感染することがあることが知られています。
感染は主に咽頭ですが、鼻にも感染します。症状は高熱、のどの痛み、犬吠様のせき、嘔吐などで、偽膜を形成して窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2〜3週間後には菌の出す毒によって心筋障害や神経マヒを起こすことがありますので注意が必要です。

 
  ◆ 百日せき

 
百日せき菌の飛沫感染でおこります。
1956年から百日せきワクチンの接種が始まって以来、患者は減少してきています。とうじは菌体の入ったワクチンでしたが、現在では副反応の少ない新型の精製ワクチンを使っています。
百日せきは普通のかぜのような症状ではじまります。続いてせきがひどくなり、顔をまっかにして連続性に咳き込むようになります。せきのあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱は出ません。
乳幼児はせきで呼吸ができず、チアノーゼやケイレンが起きることがあります。脳炎や脳症などの思い合併症を起こします。
乳児では命を落とすこともあります。

 
  ◆ 破傷風

 
破傷風は人から人へ感染するのではなく、土の中にひそんでいます。人への感染経路は傷口です。
傷口から菌が入り体の中で増えますと、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、ケイレンを起こしたり、死亡することもあります。
患者の半数は自分で気が付かない程度の軽い傷が原因です。この病気は人にうつるのではなく土の中にいる菌が原因ですが、日本中どこでも土中に菌はいますので、感染する機会はあります。またお母さんが抵抗力
(免疫)をもっていれば出産時に新生児が破傷風にかかるのを防げますので、ぜひ予防接種を受けておきましょう。

 
  ◆ 副反応

 
現在の副反応は注射部位の発赤、腫脹、しこりなどの局所反応が主です。頻度は程度の差はありますが、T期接種のあと、100人中20人近い人に、3回目のあとでは100人中40〜50人くらいの人にみられます。
多いように思えますが、これは免疫がついているからおこる現象です。直径5cm以上の目立った局所反応の出現率は全てを通じて100人中1〜2人です。
なお、しこりは少しずつ小さくなりますが、数ヶ月残ることがあります。特に過敏な子でひじをこえて上腕全体がはれた例が少数ありますが、これも湿布などで軽快しています。
通常高熱は出ませんが、24時間以内に37.5℃以上になった子が3〜4%あります。以上のように重篤な反応はありませんが、機嫌が悪くなったり、腫れが目立つときなどは病院の先生に相談しましょう。


 
 
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